・・・カーペンタリア
来る10月2日、アーモリーワンでセカンドステージシリーズのMS披露式典があるそうで
カーペンタリアでは宇宙での戦力増強、護衛MSを増やすためにMSの打ち上げ作業が行われていた
増強とは言っても、足りない部分の埋め合わせに過ぎないようなものだが・・・
レーラはその一角を担う小隊長として配備され宇宙へと上がる決断をした
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ユニウス条約締結により、レーラの愛機は宇宙の彼方に飛ばした
NJC搭載型のMSは禁止になったため放棄することが決まったのだ
レーラはそのことに対し、むしろ喜びさえ感じた
(レーラ)『これでもう、戦わなくて済むのなら・・・』
発進装置をつけ、極秘裏に太陽へと送り出されたMSを見えなくなるまで見送ったのに・・・
これでもう、争いなんてなくなると思ったのに・・・
また戦争は、人間は、新型の兵器を開発させた
今度はそれの護衛だなんて、笑えない話だと思う
それでも、今度は軍人として戦う、戦って終わらせると心に決めた
“そのために戦うというなら、きっとタリスも・・・許してくれる”
先行量産型のザク・ウォーリアに搭乗し、彼は再び宇宙へ向かった
あのときのように、青く染まった星を見ながら・・・
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一晩中飲み明かした3人は翌朝、まだ夜も明けない中で別れを告げた
マスター「また、いつでも来なさい・・・わしはいつでも待っておるよ」
寂しげな表情で送り出す老人、暁は未だ差すことはなく、空は薄青く染まっている
テルゼ「ありがと、また来るよ!絶対」
ヴォントワ「そうね、また時間があれば」
微笑む2人とは対照的にカルーラは辛辣な表情をうかべていた
カルーラ「俺たちは元気でやるから、マスターも体にだけは気をつけてな」
それだけいうと3人は東の空を目指して歩み始めた
テルゼ「マスター・・・大丈夫かな?」
カルーラ「俺たちは自分にできることをやるしかないんじゃないのか?」
ヴォントワ「そうね・・・なら急ぎましょう。カーペンタリアに」
彼らの空に、暁はまだ差さない・・・
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・・・アーモリーワン
レーラ「これが・・・新型」
見上げた先には、披露式典をいまかいまかと待ち望むかのような3機のMSが
忙しなく動き回る整備員が邪魔だと言わんばかりに目の前を通り過ぎる
ザフト兵「左からガイア・カオス・アビスだそうです・・・良く分かんないですけどね」
エイレー「おいおい、そんなんで大丈夫かよ?」
レーラの横から口を挟むエイレー
彼は前大戦後、ザフトに入隊したマイウス市出身の青年である
MSの整備などにも積極的に取り組み器用なことが長所だそうだ・・・
整備兵「ま、大丈夫でしょ。披露会するだけですし」
レーラ「時に戦争は何の火種の無い所から発生する。忘れないで欲しいものだな」
呟くようにそういったつもりが整備員には聞こえたらしく、怪訝な顔をされた
エイレー「とりあえず、こっちはちゃんと仕事するんで任せといて!」
整備兵「よろしく頼むよ・・・」
2人がハンガーを後にすると、整備兵は首を傾げながらも仕事に取り掛かった
レーラ「エイレー・カルファクト君・・・だったよな」
騒がしいハンガーを抜け少し歩くと、そこには人工の海が広がっていた
エイレー「はい、なんでしょうか?」
自分から話を切り出したのにも関わらず、気がついたら海に見とれてしまっていた
レーラ「あぁ・・・君は何でザフトに入ったんだ?」
エイレーは少し俯いてから口を開いた
エイレー「自分が役にたてる事って何だろうって思ったんです。馬鹿だからそれぐらいしか思いつかなくて」
レーラは人工の防波堤に腰を下ろすと、エイレーも腰を下ろした
エイレー「勉強できないけど手先は器用だったし、親孝行だって俺にはできっこないですし」
レーラ「戦って、守ることが親孝行だと?・・・そうか」
エイレー「だから俺、絶対死なないって決めたんです。何があっても生きて帰るって」
レーラは小石を投げながら彼の話に聞き入った振りをしていた
“そうか・・・みんな守るために戦うんだろうな”
レーラ「戦争にならないようにってみんな思ってる。何でだろうな」
エイレー「ならないといいですね。もう戦争なんかに」
そういって立ち上がると、2人は自分の持ち場に向かうため歩き出した
後30分で披露式典が始まる予定だった
港には各市の市長や、プラント、ZAFTに関わり深い関係者が続々と押し寄せている
そしてそんな中、その異変は突然に訪れた
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・・・カーペンタリア
3人はカーペンタリアへ到着し、中のMSハンガーへと通された
テルゼ「こんなに集まってんのかよ?」
ヴォントワ「あたし、人ごみは嫌いなのよね・・・」
ハンガーにはMSがなく、大量の人間が集まっていた
そとでは銃声が聞こえるので演習をやっているのだろう
カルーラ「ZAFTは相当人員に困ってるんだろうな」
“ご静粛にお願いいたします”
ハンガーの中に木霊し、鶴の一声ですぐに静かになった
司令「今回君らは我がZAFTの一員となった。プラントのために存分に働いて欲しい」
若き兵士達の顔はいつのまに引き締まり、私語をするものは一人もいない
テルゼ「・・・・」
司令「勿論、現在は停戦中だが、ナチュラルの脅威は消え去ったわけではない!」
ヴォントワ「・・・・」
司令「諸君の力を我がZAFTに貸してくれ!以上本日はここまでだ。各員休憩室で自己紹介でもし合ってくれ」
カルーラ「・・・・」
司令「以上、解散!!」
司令の敬礼に全員が敬礼を返し、制服の擦れる音が耳を擦った
“ZAFTのために!!”
テルゼ・ヴォントワ・カルーラ「ZAFTのために・・・」
彼らの一向に晴れない表情、それは一体何を物語っているのか?
次回...because〜信じるもの〜
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結局いろいろあって3回になりそうです!
もう伏線はってるとこ見ると、多分次回作はこれになると思います!
そのときは題名も変えると思いますが・・・
次回はいよいよアーモリーワン襲撃ということでMS戦闘が入ります!
ファントムペインの3人やネオ・ロアノーク大佐、アスラン、カガリにシン、レイも!
お楽しみに〜^^
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